ごほうびシールは効果ある?シール表を正しく使う5つのルール
ごほうびシール表は、望ましい行動を増やすのに役立つことがあります。米国疾病予防管理センター(CDC)と米国小児科学会(AAP)は、目標の行動を1〜2個に具体的に決め、行動の直後に貼り、あげたシールは取り上げず、習慣になったら少しずつ減らすよう案内しています。
ごほうびシール表、本当に効果があるの?
米国疾病予防管理センター(CDC)は、シール表のようなごほうびが幼い子どもの望ましい行動を増やすのに役立つことがあると案内しています。行動の直後にどう反応するかが、その行動がまた起こるかどうかを左右するからです。
ただし効果は使い方しだいです。目標があいまいだったり、ごほうびが遅かったり、減点とまざったりすると、かえって子どもが興味を失うこともあります。
ごほうびシール表を正しく使う5つのルール

- 行動は1〜2個だけ、具体的に:CDCは、子どもの年齢に合った現実的な目標を1〜2個、「〜しない」ではなく肯定文で決めるよう勧めています。「だだをこねない」より「2分歯みがきをする」がよいでしょう。
- すぐに貼る:CDCは、特に乳幼児・未就学児には行動の直後のごほうびがいちばん効果的だと案内しています。
- ごほうびは子どもと一緒に決める:AAPは、子どもの興味に合わせたごほうびリストをつくり、子どもがごほうび選びに参加するよう勧めています。
- 減点・シールはがしは禁止:CDCは、子どもが得たごほうびは子どものものなので、悪いことをしても取り上げないよう案内し、AAPはチャートに減点を入れると子どもが恥ずかしさを感じたり、挑戦自体をあきらめたりすることがあると案内しています。
- 習慣になったら少しずつ減らす:AAPは、子どもが行動を身につけてポイントを忘れたり興味を失ったりしたら、ごほうび表を少しずつ終わらせるよう案内しています。
年齢によってシールとポイント、どちらが合う?
| 年齢 | 合いやすい方法 | 根拠 |
|---|---|---|
| 乳幼児・未就学児 | シール+すぐのごほうび | CDC:幼い子は行動直後のごほうびがいちばん効果的 |
| 小学校低学年 | トークン(紙の星・シール) | AAP:トークンは低学年に合いやすい |
| 小学校高学年以上 | ポイント・約束(契約) | AAP:ポイント・契約方式は年長の子に合いやすい |
ごほうびは必ずしも物である必要はありません。CDCは、ほめ言葉、ハグ・ハイタッチ、一緒に過ごす時間のような社会的なごほうびが、物のごほうびより強力で、あげやすいことが多いと案内しています。
紙のシール表の代わりにデジタルのごほうび表は?
紙の表は、シールがはがれたり、子どもごとに別々につくったりする手間があります。デジタルのごほうび表は記録が残り、きょうだいをひとつの画面で管理できます。どんな方法でも、上の5つのルールを守ることがいちばん大切です。

よくある質問
シールを何枚集めたらごほうびをあげるべきですか?
決まった数はありません。米国小児科学会(AAP)は、子どもも参加してごほうびリストと必要なポイントを一緒に決め、毎日進み具合を確認するよう案内しています。はじめは短い期間でもらえるように決めるほうが、やる気を保ちやすくなります。
悪いことをしたらシールをはがしてもいいですか?
おすすめしません。米国疾病予防管理センター(CDC)は、子どもがすでに得たごほうびは悪いことをしても取り上げないよう案内し、AAPはチャートに減点を入れないよう案内しています。
シール表はいつまで使うべきですか?
AAPは、子どもが行動を身につけてポイントを忘れたり興味を失ったりしたら、少しずつ終わらせるよう案内しています。
参考資料
この記事は公的機関の資料をもとにした一般的な子育て情報であり、診断や治療の代わりにはなりません。子どもの健康・発達が心配な場合は、小児科・小児歯科などの専門医にご相談ください。