効果的なほめ方:「えらいね」の代わりに子どもにかけたい言葉
効果的なほめ方とは、結果よりも行動や努力を具体的に言葉にするほめ方です。米国疾病予防管理センター(CDC)は、「おもちゃを片づけたね!」のようにどの行動が良かったかを具体的に、行動の直後にほめるよう勧めています。米国小児科学会(AAP)は、結果ではなく努力をほめるよう案内しています。
なぜ「えらいね」だけでは足りないの?
米国疾病予防管理センター(CDC)は、具体的なほめ言葉のほうがあいまいなほめ言葉より良いと案内しています。「えらいね」では子どもは何が良かったのかわかりにくいですが、「おもちゃを元の場所に戻したね!」は、親がどんな行動を大切にしているかを正確に伝えるからです。
米国小児科学会(AAP)も、お手伝いをさせるときは結果ではなく努力をほめ、正直にほめることが子どものやる気を引き出すいちばん効果的な方法かもしれないと案内しています。
こんなふうに言いかえてみましょう(例)

- 行動を具体的に:「えらいね」→「靴をきちんとそろえたね!」
- 努力を認める:「頭がいいね」→「むずかしい問題を最後まで解いてみたんだね。」
- 過程を言葉に:「歯みがいた?いいよ」→「奥歯まで2分間みがけたね!」
- 感謝を伝える:「やさしいね」→「弟に先に分けてあげたんだね。ありがとう。」
いつ、どうやってほめるといい?
- すぐに:CDCは、特に幼い子には行動の直後に反応するのがいちばん効果的だと案内しています。
- 言葉と一緒に体でも:CDCは、ほめ言葉、ハグ・ハイタッチ、一緒に過ごす時間のような社会的なごほうびが、物より強力で、あげやすいことが多いと案内しています。
- 正直に:AAPは正直なほめ方を勧めています。大げさにほめるより、実際にした行動をそのまま言葉にしてあげましょう。
- 結果より努力:AAPは、結果ではなく努力をほめるよう案内しています。最後までやってみたこと、自分から始めたことをまず認めてあげましょう。
ほめることを習慣にするには?
忙しい毎日のなかで、毎回具体的なほめ言葉を思いつくのは簡単ではありません。子どもがミッションを終えるたびにほめる「瞬間」が生まれるよう、日課を組んでおくと役立ちます。

よくある質問
たくさんほめると、わがままになりませんか?
米国疾病予防管理センター(CDC)は、具体的なほめ言葉が望ましい行動を増やすのに役立つと案内しています。大切なのは量より方法です。あいまいなほめ言葉より、実際の行動と努力を具体的に伝えましょう。
結果が良くないときもほめるべきですか?
米国小児科学会(AAP)は、結果ではなく努力をほめるよう案内しています。「最後までやってみたね」のように、挑戦した過程を認めてあげましょう。
物のごほうびとほめ言葉、どちらがいいですか?
CDCは、ほめ言葉・ハグ・一緒に過ごす時間のような社会的なごほうびが、物より強力で、あげやすいことが多いと案内しています。
参考資料
この記事は公的機関の資料をもとにした一般的な子育て情報であり、診断や治療の代わりにはなりません。子どもの健康・発達が心配な場合は、小児科・小児歯科などの専門医にご相談ください。